第14回岩礁計測は2019年7月13日に実施しました。我々としては初めて富岡漁港からの出航となりました。
東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた富岡漁港を母港としていた長栄丸は、その後8年間久之浜漁港から出港していました。
今回8年4ヶ月ぶりに再開した富岡漁港への帰港式は、7月26日に開催され、その様子はメディアにも取り上げられました。
2015年以来お世話になっている長栄丸の石井船長は、NHKのニュースセンター9時でも「 ”再びふるさとの港から” 福島 ある船長の決意」として報道されました。
今回の計測では新しい富岡漁港から計測実施点までが近いことで、往復時間が短縮でき、1日で10点の計測を実施することができました。10点の計測地点の位置は下図に示します。
また、今回は下の写真のように、舷側に立てた4本のポールを使いケージの吊り降ろし方法を改良し、作業効率を大幅に上げることができました。 今後、今回見いだされた問題点を改良し、さらなる計測の効率化と確実性、安全性を高めてゆきたいと思っております。