検出器の3dCG模型を公開します

第7回岩礁計測の実施のお知らせのところに記しましたように、様々なトラブルが重なって検出器を損傷させてしまいました。これを教訓として、詳しい組み立てマニュアルを作成することにしました。この目的のために、DesignSpark Mechanicalというソフトウェアを利用して検出器の3dCG模型を作成しました。全く経験がないゼロからのスタートだったため不出来な箇所も多々ありますが、何とか実用に堪えられそうな物が出来ましたので、それをもとに第8回岩礁計測に向けてのマニュアル作成に活かしました。この度CG模型を公開したら良いのではないかという話がありましたので、実際の計測時の写真とともに公開します。

利用方法は先ず次のリンクをクリックしてTotal_Image.pdfというファイルをダウンロードします。Adobe Acrobat DCを利用して3dモデルを見たり、動かしたりする方法は次のサイトをご覧になってください。
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/using/displaying-3d-models-pdfs.html

スマートホンで見る場合には、AndroidではGoogle Playで、iPhoneではApple Storeから3D PDF READERをインストールしてください。

左側にあるモデルツリーを色々試すことにより図2のような検出器本体周りだけを表示することが出来、拡大・回転などを行うことが出来ます。

来年度初めには2号機を稼働させる予定です。浜松ホトニクス製の検出器で現在のものに比べて検出器窓面積が16倍と増え、実測で15倍の感度を有しています。現在は1地点20分の計測を行っていますが、海底の流れにより検出器の姿勢が不安定となることが多々あります。2号機では現在と同じ程度の統計精度での測定は2分もあれば終了するので、様々な活用方法を検討しているところです。
現在は2号機の3dCG模型を作成し、全体を保護するケージの組立て方法、検出器ケースのケージへの固定方法、最適なカメラ取付け位置を探すなど様々なシミュレーションを行っています。
なお、実績紹介内の「第8回岩礁計測の実施」も合わせてご覧ください。

【文責】大橋英雄